「SWD-DA20」は現在入手可能なほとんどのハイレゾ音源(リニアPCM 44.1k〜384kHz/32bit、DSD 2.8M〜11.2MHz)の再生に対応。
『入力された音源データを出来る限り高品位にアナログ変換し出力する』という基本的な機能こそが、D/Aコンバーターにとって最も重要と考えこだわりを持って開発しました。
また、本機ではお使いになる方がご自身で様々な音の変化をお楽しみいただけるような機能も搭載しています。
たとえば、内蔵したサンプリングレートコンバーター(SRC)により入力した音源データのアップサンプリングをしたり、PCM⇔DSDそれぞれのフォーマットをリアルタイムに変換する機能も備えています。これにより、お気に入りの楽曲をお好きなサンプリングレートやフォーマットでお楽しみいただくことが可能になります。
更に、外部クロック接続によって他のディジタル機器(SWD-CT10など)と同期動作をさせることで、更に高品位な音づくりをお楽しみいただけます。
デスクトップに置けるコンパクトサイズの中に、様々なオーディオの楽しみ方を詰め込んでいます。
製品の特徴
ハイレゾ音源を存分に楽しむ
PCM44.1k〜384kHz/16〜32bit、DSD2.8M〜11.2MHzに対応。DACにはESS Technology製 高性能オーディオ用DAC IC「ES9018K2M」を搭載しています。
ディジタル入力はUSB、同軸(COAXIAL)、光(OPTICAL)を各1系統ずつ備え、PCやCDトランスポート、その他さまざまなディジタル機器との接続が可能。
ハイレゾ音源やCDを高品位にお楽しみいただけます。
アップサンプリング/フォーマット変換機能
本機では内蔵されたSRC(サンプリングレートコンバーター)によって、入力された音源データをボタン一つでアップサンプリングして音の変化をお楽しみいただく事が出来ます。また、本機に入力されたPCMデータを
DSDデータへ、DSDデータをPCMデータへそれぞれフォーマット変換して、音の変化を楽しむ事も可能です。
(※選択できるサンプリングレート・フォーマットには一部制限がございます。詳しくはページ下部の「SRCモード対応表」をご覧ください。)
楽曲ごとにお好みのサンプリングレートやフォーマットを選択して、あなた好みの音づくりをお楽しみいただけます。
また、入力したデータのまま出力したい場合には、SRCを通さずスルー再生するBYPASSモードも搭載しています。
プリアンプ的な構成
ハイレゾに対応した3系統のディジタル入力に加え、アナログ入力(RCA LR端子)1系統も備えており、それぞれをフロントパネルのセレクタースイッチで切替えることができます。
デスクトップに設置するプリアンプ的な位置付けのオーディオコンポとしてご利用いただけます。
また、ボリューム付パワーアンプ(SWD-TA10等)との接続の場合、本機のボリュームをスキップする回路が搭載されています。ボリュームなどの音質劣化に繋がる回路は極力減らしたい、という使い勝手を想定したこだわりの機能です。
ヘッドホンアンプへのこだわり
ヘッドホンメーカーでもある当社は、ヘッドホンアンプには妥協を許しません。本機のヘッドホンアンプでは、本機開発指針(音源が持つ情報に手を加えず、出来る限り高品位に出力する)に沿ってヘッドホンアンプICを選定しました。
「SWD-TA10」の真空管バッファを通ったヘッドホンアンプとの音色の対比を楽しんでいただける点もお薦めです。
外部クロックによる同期への誘い
本機はPCやCDトランスポート等と接続するだけで手軽に高品位な音を楽しめるだけでなく、他機器の増設でワンランク上の音を創り込んでいくこともお楽しみいただけます。例えば、本シリーズのクロックジェネレーター「SWD-CL10」などと外部クロック接続して、他のディジタル機器(CDトランスポート/SWD-CT10等)との同期動作をさせることで、より高精細な音づくりをお楽しみいただけます。
SRCモード対応表
※1 PCM705.6k、768kの音源はDSDに変換して再生してください。BYPASSモードでの再生は本機の性能の保証外です。
※2 PCMからDSD11.2Mへ変換する際は、サンプリング周波数176.4k以上の音源を入力してください。176.4k未満では正しく再生されない事があります。また、44.1k、48kからDSD11.2Mへの変換はできません。
※3 入力サンプリング周波数が変わった場合、自動でBYPASSモードに切り替わります。