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スペースブルーの仕上げに包まれたZEN DAC Signature V2は、純粋でシンプルなUSB-DACとして設計されています。
ヘッドフォンアンプを内蔵していないので、その唯一の目的は、ヘッドフォンアンプであれ通常のアンプであれ、あるいはアクティブスピーカーであれ、要は外付けのアンプに信号を送ることです。
この回路の単純化によって、信号経路と最重要な部品のアップグレードの機会を得ることができました。現行のZEN DACは、並外れた低価格でフルバランス回路設計の利点を導入しましたが、Signatureエディションは、強化されたトゥルー・ディファレンシャル・バランス・トポロジーによって、さらに性能を高めています。
鍵となる表面実装回路部品がハイエンドのものにアップグレードされていますが、それにはPanasonicのOS-CONやエルナー社のSilmlic IIキャパシターも含まれています。
回路も洗練され、短くダイレクトな信号経路を確保して、最高に純粋な信号伝送を実現しています。これによって、サウンドの細部や表情がさらに向上しています。
ZEN DAC Signature V2のデジタル・ステージは、数々の賞を獲得したZEN DACの「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアを踏襲しており、これがPCM(32ビット/384kHzまで)、ネイティブDSD(DSD256まで)、DXDを「ビットパーフェクト」で処理します。V2モデルはMQAフルデーコードに対応します。入力オーディオ・データのサンプリングレートは、アルミニウム製のボリューム・コントロールの後ろにあるマルチカラーのLEDで表示されます。
iFiがプログラムしたXMOSチップ(USB入力のデータを処理します)と、ジッターを除去したオーディオファイル・グレードのオシレーターによって、デジタル・オーディオ信号の受信、処理、アナログ変換が模範的に実行されます。
USB B入力は「スーパースピード」のUSB 3.0に準拠するとともに、USB 2.0とも互換性があります。エイシンクロナスなので、データ・レートはZEN DAC Signature V2の専用オーディオ・クロック回路でレギュレーションされ、その結果、ソース機器からの精確でジッターのないデータ伝送が実現します。
ステレオ・ペアのRCAソケット(アンプへのシングルエンド接続用)とペンタコン4.4mm出力端子を装備しています。このペンタコン4.4mm端子が、伝統的な大型のXLRコネクターを装備できないコンパクトな製品間でのバランス信号伝送を可能にします。
バランス入力端子を備えたアンプやアクティブ・スピーカーに接続すると(4.4mmペンタコンまたは4.4mm→XLRケーブル経由でのステレオXLR入力)、ZEN DAC Signatureのフルバランス回路設計の利点をフルに耳で聞くことができます。
固定か可変かを選べます
ZEN DAC Signature V2の出力は「variable 可変」と「fixed 固定」を切り替えることができます。
「variable」を選択すると、ボリュームをコントロールできるので、ZEN DAC Signatureをプリアンプとして使い、パワーアンプにダイレクトに接続することができます。
「fixed」を選択すると、ボリューム・コントロールをバイパスするので、出力を4.2V(バランス)または2.1V(シングルエンド)に固定して、ボリューム・コントロール機能を備えた外付けアンプ、プリメインアンプ、アクティブ・スピーカーに接続することができます。
ZEN DAC Signature V2は、ZEN CAN Signature 6XXと組み合わせるとすばらしいパフォーマンスを発揮します。「ZEN Signature Set 6XX」として購入することもできます。ZEN DAC Signature V2とZEN CAN Signature 6XX、そしてそれらを接続するためのハイパフォーマンスの4.4 to 4.4 cableをセットにしたものです。
ZEN DAC Signature V2とZEN CAN Signature 6XXを組み合わせて使うと、デジタルでもアナログでも、すばらしいデスクトップ・ヘッドフォン・システムができあがります。
技術仕様
バーブラウン・トゥルー・ネイティブ・チップセットを使用しているということは、ファイル・フォーマットが変更されずにそのまま保持される「ビットパーフェクト」であるということです。録音時に使用されたフォーマットのままで、アーティストが意図した音楽をそのまま聴くことができるのです。
iFiは幅広い製品にバーブラウンを使用しています。そのナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアによって選定したものです。iFiはバーブラウンのICに豊富な経験を持っているので、その能力を最大限に引き出す方法を知っているのです。
デジタル・ステージにはジッター除去テクノロジーが幅広く適用されており、これにはGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックとインテリジェント・メモリー・バッファも含まれています。ジッターの問題を永久に解決するシステマティックなデジタル・ソリューションが何もしなくても最初から用意されているということです。
トータルで5,410μFのパナソニックのOS-CONが非常に低いESR(等価直列抵抗)、優れたノイズ低減能力、周波数特性を実現します。電解質が固形なので、OS-CONは長寿命であり、低温時のESRの変化もほとんどありません。
テキサス・インスツルメンツの低ノイズICは、すばらしいユニティゲイン幅、超低ノイズ、超低歪み、高出力駆動能力、100dBを超えるコモンモード及び電源電圧変動除去比、最大出力電圧振幅帯域幅、高いスルーレートを実現します。
TOCOS(東京コスモス電機)のマルチトラック・ポテンショメーターを使用しています。チャンネル・マッチング許容範囲が厳密なので、静かなリスニング・レベルでも(ポテンショメーターの下のポジションでも)最適なパフォーマンスを得ることができます。
muRataのコントロール・タイプの低ESRハイQ多層キャパシターを使用しています。ムラタの「ESR制御」は特別なもので、感動を覚えるほどのノイズ抑制能力を持ちます。
エルナー社のSilmic IIキャパシターを使用しています。この新開発の誘電体(電解紙)の主要素材はシルク繊維です。アルミニウム電解キャパシターの材料としては考えられないものでしたが、シルク繊維を叩解してマニラ麻繊維と混抄することによって、ハイグレードな音楽用のアルミニウム電解キャパシターを生み出したのです。その結果、類を見ない優れた音響特性と優れたリニアリティーが実現しているのです。