とあるリスナーがつらつらとしたためる、井筒香奈江『窓の向こうに -Beyond the Window-』試聴&トークイベントを終えて

STAFF :  S弐号

リアルイベントでは6年ぶり、オンラインイベントを含めても4年ぶりとなる井筒香奈江さんの登場。2024年の秋は、オリオスペック版『窓の向こうに -Beyond the Window-』リリースイベント。

 

イベントに先立って、主役の井筒さんと進行役であるオリオスペックの二人で集まったわけですが、しばらく時間が空いていることなど忘れているかのような和気あいあいっぷり。打ち合わせの具合も大変スムーズだったのです。

 

「新作、よりによって百恵ちゃんの名曲からスタートですか。こりゃパンチが効いてますね」
「二曲目って、越路吹雪?」
「歌う勇気、とても要りそうな曲が並んでる」
「で。後半、永ちゃんを絡めたっすか」
「そうなのよ!このアルバムの曲順を考えるのが本当に大変でね。苦労したところなのよ」

 

などと、『窓の向こうに -Beyond the Window-』を聴きながら、三人が思い思いのことを口に出してはそれにレスポンスするという感じ。勝手知ったる仲間のようなもの。リラックスしてるからか、話の間、三人でホントによく笑っておりました。

 

2024年の井筒さんの新作はミックスダウンとマスタリングの工程を辿る形で制作されたそうで、特にミックスダウンを念入りに行う方向で進められたのだそう。この意味するところ、「アルバム作品としての完成度を研ぎ澄ますかの如く高めよう」とする意図がうかがえるわけです。「そんな作品の裏に秘めらた制作上の諸々、どのように本番で皆さんへお伝えするか」を意識しながら、三人は都合二回の打ち合わせに臨んでいたのであります。

 

 

< 打ち合わせではしゃぐ、Youtuberを気取った井筒香奈江女史 >

 

 

そしてやってまりました、イベント当日の2024年9月15日。この日は三連休の中日。

 

オープンの時刻になりますとお客様が次々と会場にいらっしゃいます。「井筒さん、来たよ!」「こんにちは、どう元気?」と皆さんが手を挙げつつ井筒さんに一声かけて、そのあと順々にお席へとお座りに。そして、おひとりおひとりに手を振り、言葉をかえす井筒さん。ああもう、これはファンミだわ(笑) 井筒さんを支えるファンの皆さんってとってもフレンドリー。そして、暖かいのですよ。「この人、変わらずステキなファンの皆さんに支えられているのね」とひさしぶりに感じた次第。満席の会場は雰囲気もよく、皆の準備も整った状態。井筒さんの登壇をもって、この日のリリースイベントは晴れやかにテイクオフしました。

 

 

< 会場は満席、すでにファンミーティングのような空気 >

 

 

オリオスペックでの今回のリリースイベントですが、『窓の向こうに -Beyond the Window-』収録楽曲すべてをフル尺で聴いてみることにしました。とってもよい作品でしたから、曲を途中で切るような野暮なマネはしたくなかったんですよね。ただそれだけでは芸がないものですから、「それぞれの楽曲をオリオスペックがチョイスするサンプリングレートでプレイリストに仕立てつつ、皆さんといっしょに楽しむスタイル」にアレンジしています。こんな芸当ができるのも「サンプリングレートやフォーマットをマルチにデジタルリリースする井筒香奈江作品ならでは」でございます。

 

で。「この楽曲はこれだ!」と、オリオスペックがチョイスしたサンプリングレートとフォーマットは以下の通りです。

 

1.  さよならの向う側(原曲は山口百恵):DSD256
2. ラストダンスは私に(原曲は越路吹雪):PCM24bit/192kHz
3. スカイレストラン(原曲はハイファイセット):比較試聴楽曲(CDDA 16bit/44.1kHz, PCM24bit/192kHz, DSD256)
4. 黒く塗りつぶせ(原曲は矢沢永吉):CDDA 16bit/44.1kHz
5. 瞳はダイアモンド(原曲は松田聖子):PCM24bit/192kHz
6. どこか ~窓の向こうに~(これは井筒香奈江オリジナル):DSD256

 

チョイスの根拠を掻い摘みますと・・・

 

一曲目はボーカルの引力と深い味わいに焦点を当てて、二曲目ではエアリーさとベースの穏やかな存在感に意識を。
四曲目で骨太のビートに乗っかりつつ、五曲目には響きと余韻の美しさを。
ラストを飾る六曲目、これはジャケットの「雲の境目に垣間見える青い空」をイメージするかのように。

 

・・・そんな具合でチョイスしています。

 

なお三曲目については「どのサンプリングレート、フォーマットが心にグッと来るか」として皆さんといっしょにフォーマット縦断で試聴しつつ、お客さんそれぞれにお気に入りをチョイスしてもらいました。

 

こうやってマイオリジナルなマルチフォーマットのプレイリストを仕立ててみますと、耳にしながら作品の中に引きずり込まれていく錯覚へと陥ります。それは穏やかで、安堵していく感覚。すると、井筒さんのおっしゃる「アルバムの曲順には苦労があったのよ」というエピソードがふとアタマに浮かんで、「この曲順、技アリだな」と妙に納得するのですね。「今回、ミックスには特に力を入れたのよ」というのも、「どおりで魅せられるんだわ」と。そんなフォーマット縦断型プレイリストで 作品を自分好みに仕立てあげた「仮想プロデューサー」を装う聴き方、品よく結構楽しいお遊びになるんじゃないかしら?と思うのです。ということで、親愛なる井筒香奈江ファンの皆さんも「オレのワタシの『窓の向こうに -Beyond the Window-』フォーマット縦断型プレイリスト」を作ってみられてはいかがでしょうか? SNSとかで公開したりしてアクションを起こせば、もしかして井筒さんがイイネ!してくれるかもしれませんよ!  さて、このハッシュタグはどうしましょうかね?(笑)

 

 

そうそう。2024年作品の『窓の向こうに -Beyond the Window-』は、聴くシステムによってもサウンドの表情を変えてくれるように思うのです。言葉を変えますと、作品の解釈について聴き手に対し幾ばくかの自由を与えてくれているかのような・・・。OTOTEN、TIASと各社のブースがこの作品の楽曲を磨き上げるかのようにデモなさっていたわけですが、それぞれにメーカーさん毎のカラーが浮き出ていたようで、どちらで聴いていても新鮮な気分になったのを覚えています。としますと、井筒さんのファンの皆さんがどんな素晴らしいサウンドで普段楽しまれているのか、リスナーのひとりである私自身も興味津々になってくるのです。

 

 

< わたくしのサイン入りCD、もちろんイベント当日もサイン会を開催しました>

 

 

うーん・・・なんだがこれ、イベント報告ではなくなっていますね。

 

では、お口直しといってはなんですが、お手元の『窓の向こうに -Beyond the Window-』を手に取って、そして2024年の井筒香奈江が紡ぐ世界に聴き惚れてください。それでは皆さん、さようなら。

 

 

<P.S.>

まだお聴きでない方は、こちらでCDを販売しております。オリオスペックがおススメする、2024年のとれたて作品です。

 

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