つい先日Roon OS Build 175にてCDのリッピングが出来るようになりました!とご報告させて頂きました。
遂にリッピングまで出来るようになったかと喜んでおりましたが、実際やってみると色々問題点も多く…
その辺のことをここでご報告させて頂きたいと思います。
まずは準備としてRoon OS Build 175にアップデートします。アップデートの方法は下記弊社ブログを参考にしてみて下さい。
https://www.oliospec.com/blog/?p=2456
次にNucleusとUSB外付光学ドライブをUSBケーブルで接続します。
Nucleus本体内にSSD又はHDDを搭載してあれば自動的にそこにデータが格納されます。もし内蔵していない場合は
USB外付HDDを接続すればそこにデータが格納されます。
正しく認識するとSystemStatus画面に「CD Riper」と表示されます。
準備はこれだけです。
あとはCDをドライブに挿入すれば勝手にリッピングが開始されます。
設定は一切不要です。と申しますか何も出来ませんと言う方が正しいかと思います。
リッピングが終了すると勝手にCDがイジェクトされますので終わったことが分ります。
リッピング時間はドライブによっても差はあると思いますがCD一枚で約5分程度かかりました。
取り込まれたディスク内を確認してみましょう。
勝手にCD-Ripsという名前のフォルダーが作成されています。
まずはこのフォルダーをRoonが読み込むように設定しましょう。
CD-Ripsフォルダーの中を見てみると
こうなってます。
フォルダー名がこんな感じ
「CD-Ripped-2019-07-17-10-14-46」
そのフォルダー内の楽曲は
「tack01」
「tack02」
と言う感じ。
タグ情報一切付いてません。
リッピングした日時のフォルダー内に収録曲が番号順に並んでいるだけで、これを見ただけではFLACの音楽データ
だということ以外には何もわかりません。何のアルバムなのか曲名すらわからない状態です。ん~・・・・・
あっ、でもご安心ください!
Roonは自らのデータベースから自動でタグ情報付けてくれますから大丈夫です!
ジョンレノンのアルバムから順に12枚リッピングしました。
あれ?
ジョンレノンとMiwaとMISIAのアルバムは付いたけどそれ以外は殆どアルバムアートは付かずUnknown Artistに
なっちゃってます。
実際にRoonから見てもこんな状態です。
今回試してUnknown ArtistになってしまったCDは全てここ1ヶ月以内に発売されたばかりの新譜で、それも
日本のアーティストのものでした。
残念ながらこれでは何だかわかりませんので自分でタグ情報を付ける必要があります。
Roonでしか使わないのであればRoonリモートアプリからタグ付けは可能です。
結論としては
1、Nucleusに光学ドライブを接続するだけで簡単にリッピング出来るのでRoonだけで音楽を楽しまれる方には良いかも。
(但し新譜には注意が必要)
2、タグ情報が全く付かないため音源としての汎用性は全くなし。
タグ情報がないので、そのままの状態のデータをNAS等にコピーして通常のネットワークオーディオで使うことは出来ない。
(何らかの方法でタグ情報を自分で付ければもちろん使えます)
3、Roonだけでなく他のアプリやシステムを併用されている方にはお薦め出来ない。普通にリッピングした方が幸せ。
これはNucleusだけではなくRoonをインストールしたWindowsPCやMacでも同しように出来ます。まだ試してませんがNASでも出来そうですね。
こんな感じでしょうか。
ちょっと期待しただけに少し残念な感じではありますが、Roonが日々進化していることは大変喜ばしいことであり、今後が益々楽しみです。